夛胡道子 太田英理 崎浜千夏 高橋知子
小さな己
設置場所:
利根川川岸

素材:竹

大きさ:
高さ約2.5m、全長約30m
制作に入り現地に通い続ける間、作品を通してメッセージを発信する立場であるはずの私が、知らず知らずのうちに周囲の環境から大きな影響を受けていたことに気づいた。利根川の大きな川の流れ、竹林・竹の持つ力、制作協力者の膨大な作業量の中に身を置くことは、私にとって常にそれらを通して自己の存在を模索することであり、そのような環境での制作によって作品が当初の計画から大きく変化していったことは必然であった。


コンセプト
空からひと雫の水が落ちた
そんなことは、誰も気が付かない
やがてそれは時間をかけて、大きな川となる

川から少し水を貰う 生きる為に
そんなことは、川は気にしていない
やがて生物は時間をかけて、大きく育つ

自然の大きさを感じようとした
大きすぎてよく分からなかった
ただ、己の小ささを感じた

夛胡道子 太田英理 崎浜千夏 高橋知子
略歴:
夛胡道子(たごみちこ)
1980年 東京都生まれ
2002年 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科在籍
太田英理 (おおたえいり)
1980年 パリ生まれ
2002年 同大学建築学科在籍
崎濱千夏 (さきはまちなつ)
1980年 東京都生まれ
2002年 同大学視覚伝達デザイン学科在籍
高橋知子 (たかはしともこ)
1979年 埼玉県生まれ
2002年 同大学視覚伝達デザイン学科在籍

mail:tap-info@ima.fa.geidai.ac.jp